長引く紛争、 大規模な自然災害などで避難生活が長期化する中、 貯えも尽き働くこともままならず、 窮状にある難民・国内避難民・帰還民がたくさんいます。
難民・国内避難民・帰還民の中でもとりわけ子ども、 高齢者、 障がいを持つ方々、病に苦しむ方々の越冬は過酷です。
皆様からお預かりするご寄付は、 UNHCRがそのとき世界で最も優先すべきと判断するさまざまな援助活動に充てられます。 この冬、 防寒支援はUNHCRの最優先の援助活動のひとつです。
なお、防寒支援の対象地域のひとつレバノンは激しい攻撃にさらされ悲惨な状況となっており、 UNHCRは現在進行中の危機の中、レバノン全土の緊急支援を強化すると共に、隣国シリアとの国境地帯では24時間体制で避難してきた人々に支援を提供しています。

戦場だった故郷に戻る
撮影 シリア デリゾール県


2012年にデリゾールから避難したワエルさんは、別の町で食料品店を開いて生計を立てていました。しかし店は迫撃砲によって破壊され、ワエルさんは重傷を負い、数か月入院した後、足の切断を余儀なくされました。
その後ワエルさんは結婚。夫妻は国内避難民キャンプでの避難生活を経て2019年に故郷に帰還。
UNHCRとシリアのパートナー団体※1は、ドア、窓、水タンク、流し台、水道管、給湯器などを設置して一家を支援。
※1 : パートナー団体…2024年8月現在UNHCRは900以上のパートナー団体と協働しています。各地のパートナー団体と協働することにより、援助を必要としている人たちの様々なニーズに対して、包括的で効果的な支援を行うことを目指しています。 <https://www.unhcr.org/about-unhcr/our-partners/non-governmental-organizations>
「支援のおかげでお湯がでるようになりました」
以前は辛い越冬だったワエルさん一家。支援のおかげで状況は良くなるとワエルさんは喜んでいます。
2011年3月に始まったシリア危機は2024年で14年目。2023年2月には大地震で880万人が被災。家屋・インフラが破壊され、状況は一層悪化しました。
未だに1200万人以上が避難状態にあるシリア危機は世界最大級の危機です。UNHCRはシリア各地と周辺国で支援を継続しています。



あなたのUNHCRへのご支援は
難民・国内避難民の命をつなぐことができます
たとえば困窮したシリアの国内避難民・帰還民が冬を生き抜くために必要な「現金給付」を届けられます
なぜ 「現金給付支援」 なのでしょうか?

難民ひとりひとりの状況を考慮しない定型の支援ではなく、難民が状況に合わせて“冬を生き延びる上で最も必要なこと”に資金を使うことができるという柔軟性があります。

都市部に避難している難民は分散しているため、物品の支援を迅速にすべての対象者に届けることは困難です。全国のATMを利用することにより、迅速かつ安全に支援を届けることができます。

越冬に必要な資材を難民自身が避難先で購入することにより、受入国の経済活性化に役立ちます。また、地域住民とのコミュニケーションの機会が増え、良好な関係を築くことにつながります。
UNHCRは 極度の貧困状態にある難民家庭 に緊急支援の現金給付を行っています。
避難先の一般市民の生活基準に合わせるのではなく、
生きるために必要な、最小限の物やサービスを積み上げた「命をつなぐ必要最小限の金額」が支給されています。

あなたのご支援は ―
困窮したシリアの国内避難民・帰還民が冬を生き抜くために必要な「現金給付」
35,000円で1家族分
70,000円で2家族分
105,000円で3家族分
※1米ドル=149円換算
※皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。
防寒支援はこの冬UNHCRの最優先の援助活動のひとつです。
※令和6年分 確定申告用 寄付お申込期限の目安
ウェブサイト申込 12月15日[日]23時59分まで